軽いシンバルホルダーがほしい!
基本的にスタジオやライブハウスに備え付けのドラムをたたくアマチュアドラマーにとって、自分で買うドラムのタイコやシンバル、パーツ類に必要な3要素があります。1. その音が好きであること
2. 手の届く金額であること
ここまでは当然と言えば当然ですが、アマチュアならではの要素として
3. 持ち運べる程度に軽いこと
というのが絶対必要です。
初心者の段階で必ず買うのがスティック、ある程度たたけるようになってきたドラマーがそろえていくのが、スネアドラム、フットペダル、そしてシンバル…道具が増えるに従って自分のこだわりの音が出せるようになってくるのですが、ドラムの道具はそれぞれに重いです。特にシンバルは、本体に加えてそれをセッティングするためのアタッチメント(=シンバルホルダー)も持って行かなくてはなりません。さらにこのアタッチメントがパワーヒットに耐えるべく、質実剛健で金属の塊なのでかなりの重さ。それだけで「持たない理由」になってしまうのです。
とはいえ、スプラッシュシンバルでどうしても使いたい音があって、しばらく「シンバルスタッカー」を使っていました。写真では上の固定ネジは普通のネジになっていますが、最近は改良され、ワンタッチで取り外せるやつになっているのでセッティングが楽です。
dw シンバルスタッカー(サウンドハウス)
これ、機能的にはとてもよいのですが、自分としては見た目的によいセッティング方法が編み出せず…。
ということで軽いシンバルホルダーを探していたのですが、ついに見つけました!おすすめです!
組み合わせで使うシンバルホルダ
TAMA の LCYE と LP の LP592 のアタッチメント部分、という組み合わせ技です。実はカウベルホルダーとして LP592B(パーカッションクロー)を持っていたのですが、↓こちらの記事でLCYEとパーカッションクロー(のクロー(=爪)部分)の組み合わせがイケるとわかったのです。
TAMA/LCYE & LP/Splash Claw (注:リンク切れで↓)
小型で超軽量のスプラッシュアタッチメントを考案した話(注:こっちに変わったそうです)
LPのおすすめではスネアやフロアタムにつけることになっているのですが、
以前のパーカッションクローの経験から、(形を選びますが)多くのタムに付けることも可能です!
つけることができないタムは、タムホルダとタムがリムのところでくっついている方式、というか、タムにホルダーが直接刺さっていなくて余韻を残そうとしてる方式だと、リムのまわりに邪魔なものがついていてうまく固定できません。その場合はつける位置を工夫するか、あきらめてフロアタムにつけましょう。フロアタムにスプラッシュだとライブでマイクが拾ってくれるかな、という問題もありますが。
さて、サウンドハウスで見てみると、LCYE と LP592A(マイククロー)どちらも特価中!
LP592のあとのBとかAというのは何かというと、アタッチメントについているアームの違いです。 Bがパーカッション用の棒、Aがマイク用のスタンド(?)です。でも使うのはアタッチメントの部分だけなのでどれでもOKです。
ということで、今回はLP592Aを買ってみました。これと…
TAMAのLCYEを、
こんな感じでくっつけるのですな。
これもシンバルの固定ネジはワンタッチのやつなのでセッティング時のネジ外しの手間はありません。
最初は口径がきつい
記事にも書いてありますが、口径が結構ぎりぎり(というか入らない)なのですが、いったんネジをはずしてからぐりぐり回転させながら挿せば穴がひろがってうまく入るようになります。その後でネジをつけて改めて取り付けます。ちょうどいい
ツータムの場合はスプラッシュとミニチャイナが付けられますね!
たたくときはちょっと気をつけて!
LPは強打しないように、と言っていますが、おっしゃるとおりライブでカウベルホルダーとして使っていたときだんだん下がってきたこともあります。カウベルホルダーのときはアームがちょっと長くてバランスがイマイチだったのですが、LCYEはアームが短いので安定度は少し上がります。普通にポップ~ロックあたり(主観)で使う分にはそれほど気にすることもないのではないでしょうか(ヘヴィな用途の場合はちゃんと質実剛健なシンバルホルダを使うとして…)。ただしライブの前はちゃんとついているかどうかしっかり確認してくださいね!これは軽いし使える!!
追記
ここで紹介している LP592シリーズは残念ながら廃盤になりました。…が、今はLP592B-Xという名前でモデルチェンジ版が売られているようです。
LP LP592B-X(サウンドハウス)
TAMA シンバル用Lロッド(サウンドハウス)