Good Sound Maker ブログ

オーディオ・音楽制作・ライブ演奏用機器のレビューやお試しネタなどなど。

タグ:ZOOM

42

当方アマチュアドラマーでありますが、ギターもちょくちょく使ってます。
ギターが本職の場合はお金をかけてこだわりのコンパクトエフェクターを買い足していくということをやりたいのですが、滅多に人前でギターを弾かないのにエフェクターにはなかなかお金をかけられません。

で、やっぱりマルチエフェクターが便利。

コンパクトエフェクターとマルチエフェクター


コンパクトエフェクターの多くはアナログ回路で構成されていて、音がデジタル化しないので生の音の空気感を損なわない傾向にあるのですが、反面コンパクトエフェクターをつなぎすぎるとどんどん音が劣化して行ってしまいます。
一方、マルチエフェクターのほとんどは入力でアナログ-デジタル変換をして、エフェクターはすべてデジタル信号処理、その後デジタル-アナログ変換をして出力するものなので、つなぎすぎによるノイズの混入はない一方で、ある種のデジタルっぽい音になってしまうという問題もあります。

デジタルっぽいというのは何かというとデジタル-アナログ変換・アナログ-デジタル変換およびデジタル信号処理をどれだけ丁寧にやるかということが主たるポイントなのですが、今はこのあたりは安価な部品でどんどんよくなってきています。

信号処理はこなれてきているので、結局のところは使う側の音作り次第とも言えます。

エフェクターは重い


そんなわけで、お手軽にいろんなエフェクターを手に入れるためにマルチエフェクターを使うのはコスパ的にも理にかなっているのですが、なぜか各社出してくるマルチエフェクターって重量が重いんですよね。
自分も前はBOSSのME-50とかZOOMのG2.1Nuとか持っていたこともあるのですが、ちょっとセッションに持って行く、なんて時にはドラムの道具の方に比重を置いてしまうのでどうしても重いギターのエフェクターは断念したりしていました。それぞれ魅力のある機材だったのですが売ってしまいました。

軽い軽いマルチエフェクター、G1on

54

ということで、ずっと気になっていた G1on ですが、セールの勢いで買ってしまいました。
なんと言っても軽い軽い、380g!!スマホ二台分!しかも中身のエフェクターはZoom G3 相当。
G2.1Nuが1.3kg、ME-50は3.15kgですよ!

軽いと不安?


足で操作したときに床の上でずれたりしないか、ですが、裏にゴムマットが5つついていて、実際のところは実用上の問題はありませんでした。

48


音質?


軽いからと言って心臓部であるデジタル信号処理は基本的にZoom G3と同じはず。
ZOOMも独自開発のデジタル信号処理チップ(DSP)であるZFXをどんどん進化させ、かなり制約から解放されてきています。ZOOMの音の傾向って言うのは昔から変わってないと思うのですが、質という面ではどんどんよくなってきているのですね。ちなみにG1onのデジタル化は44.1kHz、24bit。CDが44.1kHz、16bitなので、CDよりも小さい音がよりキレイに出るということですよ。ざっくり言うと。
G2.1nuは96kHzだったんですけど、G1on、G3、G5では44.1kHzに戻ってます。上げるべきはそこじゃないと思ったんですかね。

エネループが使える!USB電源も使える!


59


エフェクターって通常は専用のACアダプターで駆動するイメージなのですが、これは単3のエネループ4本で動きます!さらに、USB電源も使えるので、よくあるスマホ充電用のACアダプタが使えます。(コネクタはスマホのと違う台形のやつなのでケーブルのコネクタの形に注意!)

MS-50Gよりも足で出来ることが多い


18


ZOOMはもっとコンパクトなマルチエフェクターを出しています。MS-50G、コンパクトエフェクター一台分の大きさに凝縮されたマルチエフェクターです。実はこれも中身はほとんど同じなのですが、使いどころはちょっと違うのではないかと思います。コンパクトエフェクターを買いそろえている人が、ちょっと飛び道具的なエフェクトを曲ごとに変えて使いたい、などというときにMS-50Gのエフェクターを一時的に呼び出す、という使い方が自然なのかなと。だってフットスイッチが1つしかないので、演奏中はあらかじめ決められたパッチ切り替えを順番にやるしかないのですよね。G1onは左右のフットスイッチ+同時押しという方法で前後のパッチ切り替え+チューニングメーター、というのを足の操作だけで行えます。なので、G1onはどっちらかというとメインに据えても十分使えます。ちなみにMS-50Gは350g、ほとんど重さは同じですね^^

十分1台で使える


G1onの個人的な使い方は、歪みエフェクターだけお気に入りのものを使って、他のエフェクトはすべてこれに任せるという感じですね。歪みも強いこだわりがなければもちろんG1onに内蔵されているので、それを使うのも全然アリです。よし!しばらくはこのお手軽マルチを持ってセッションに行こう!

しかしこの安っぽさだけはなんとかならんものか…
ZOOM G1on
サウンドハウス ZOOM G1on
ZOOM MS-50G
サウンドハウス ZOOM MS-50G

DSC00751


■8チャンネル入力できるオーディオインターフェースが買いたい。


今まで使っていたオーディオインターフェースの調子がよくありません。いつの間にかPCから認識されなくなっていたり、そもそも今使っているWindows8.1用の正式なドライバが用意されていません。ちょっとマニアックなLexiconのオーディオインターフェースで気に入っていたのですけど、替え時かなぁ。

自分はドラムやってるんですけど、 ドラムをレコーディングするとなると、使えるオーディオインターフェースって限られてくるんですよね。バスドラ・スネア・ハイハット・タム*3・エア*2で、マイク入力8本が必要。

Roland OCTA-CAPTURE UA-1010 とかメジャーどころで、ど真ん中だと思うのですが、




ど真ん中製品を選ぶのは面白くないので^^ 最近デビューしたばっかりの ZOOM UAC-8 を買ってみました!
いわゆるファーストインプレッションのレビューです。

ZOOM社のUAC-8紹介ページ

時は2015/06/06。実は店頭にもほとんど並んでなくて、秋葉原のヨドバシではじめて店頭展示を見て買った個体のシリアル番号はなんと二桁。まちがいなく初期ロットの人柱ですよー^^;

ファンタム電源が個別についてない。

買う前に気になったこととしては、ファンタム電源のON/OFFが4chごとにしか切り替えられないこと。ファンタム使うのって自分の場合はエア用の2本だけで、基本、ファンタム電源って使うときだけONにするんですよね。
ウワサではダイナミックマイクにファンタム電源流して感電した人がいるとかいないとか…

で、いろいろ調べたんですけど、なにか特殊なことが起こってない限りはダイナミックマイクにファンタム流しても大丈夫!ってこと。シュアーが言ってるんだからまちがいないでしょ!?

"ダイナミックマイクを正しく配線して、ファンタム電源が通常どおり動作していれば、ファンタム電源はマイクの挙動に一切影響しません。"(引用)

SHUREのブログ オーディオのうわさ うそ?ほんと? Part 2

開封の議

というわけで早速開封。

DSC00732

パッケージは思ったよりコンパクトだけどずっしりという感じ。

DSC00736


じゃじゃあーん。

ZOOMは音質の印象がなー。←これを聴くまではね!

あ。そうだ。ZOOMってみなさんどんなイメージなんですかね?
自分のイメージでは、やっぱりギターのエフェクタのメーカーで、商品企画は先進的、だけど相手はギターキッズで、音質はそれなり…という感じなんですよね。

ギターのデジタルエフェクタ g2.1nu とか持ってたんですけど、必要な機能がすべて入っていてしかも安い、でも歪みの音が自分好みでない!おしい!という感じでした。あとは マルチトラックレコーダ ZOOM R8 も持ってまして、これはチョー便利!生ドラムとあらかじめ作ったオケを同期させて演奏したいときはもうほぼ選択肢はこれだけ!なんでそう思うかはまた別の機会に。ただ音質に関しては及第点ではあるものの、とりたててスゴいという感想は持っていませんでした。それでも買ってしまうのは商品自体の視点の新しさというか、思わず「それー」と言ってしまうような絶妙な半歩先のユーザー視点なんでしょうか。

しかしね。ZOOMのUAC-8ページからは音質へのこだわりを感じ取りましたよ。ちょっと前にデビューしたUAC-2のレビューを見ても音質の評価は上々ですし。ZOOMのオーディオインターフェース参入に対する熱意の大きさはなんとなく感じる感じる!さて、実際の音はいかなるものか!?

■セットアップ

早速マニュアルをみながら接続を。流れとしては、ドライバはCD-Rとかでは ついてないのでWebから最新をダウンロードしてきてインストール。その後USBと電源を挿して、ヘッドフォンとかスピーカーをつないで電源ON!と言う感じです。

■USB3.0のオーディオインターフェース!

USBといえば、これUSB3.0対応という世にも珍しいオーディオインターフェースなんですよね。USB2.0でもそこそこ使えるらしいのですが、ついてくるケーブルは3.0のもので、3.0でつなぐといわゆるレイテンシーがとっても小さい、つまり音を楽器で出してからPCを経由してから音が鳴るまでの時間がとっても短いということなんですよ。

うちのマシンもUSB3.0つまり、USBの青色の端子をもてあましてたので、それを使ってみたい!というのも買った理由の一つです。

■AMDで使えるのか

ただ、問題が一つ。UAC-8は、実はPCがAMDのシステムの場合の動作を保証していないのです。AMDってPCのCPUやチップセット(CPUの周辺回路)のメーカーの名前で、多くのWindowsパソコンと現在のmacはintel製のCPUなんですけど、ちょっとマニアックな人はAMDのシステムでPCを作ったりするんです。で、自分マニアックなので、AMDのシステムなんです^^!うちのはAMD のPhenomIIというCPUと760Gというチップセットです。ちなみにAMDはCPUのことをAPUと言うんですけどね。どうでもいい。

ま、たぶん大丈夫かな?という根拠のない自信のもと、目をつぶって買ったんですけどね。結果、特に問題ありませんでした。先述の Roland UA-1010では、AMD の 780G というチップセットでは問題があると書かれていますね。UAC-8は、少なくとも 760Gだと問題なしでした。

(2015/07/17 追記)
2015/06下旬にファームウェアアップデート(1.1)が出ましたが、それをあてても問題ありませんでした!

DSC00742

おお!

■試運転。音質上々!

ちろっと音楽再生してみましたが、これはすごくいい! 
いつも音質の傾向を見るのに聴く曲がこのCDの1曲目。このイントロのライドのチンチキとえぐるようなベースの立体感が表現できているかどうかで、自分好みの音かどうかを判別しているのですが、これはもろ自分好みのゴリゴリベース。輪郭がはっきりしたモニター音質。やったー。自分はモニタースピーカーに YAMAHAのMSP5を、ヘッドフォンにゼンハイサーのHD598を使っているのですが、そのどちらでも解像度の高さを味わうことができました。MSP5はちょっと音の出鼻が鈍い印象があったのですが、それをしっかり補完してくれる感じ。よくオーディオは出口から整えよ、と言いますけど、自分の経験上は根本的な音の質は結構根元のところで決まってしまうと思いますね。

The Butcher's Ballroom
Diablo Swing Orchestra
Candlelight
2007-08-13



■Studio Oneで使う

さて、DAWを立ち上げてみますか。付属品として Cubase のライセンスもついてきますが、自分は今は Studio One Professional をメインで使っているのでこれを起動してみました。
とくに問題なく起動。

というか、これなんですか。ASIOで動かしたときのデフォルトではバッファサイズは512サンプルなんですが、24サンプルなんて設定もできますよ!まぁ、普通はこんな設定にして再生したら処理が追いつかずにブチブチいってしまうのが関の山ですが。

DSC00745

しかし、さすがUSB3.0。24サンプルにしても音切れなんて全くしませんでしたよ。すごいな。
今は再生しただけなので、録音したときのレイテンシはまだ体感してません。

■操作感

フロントには録音レベルやメインアウト・ヘッドフォンアウトのつまみがついています。
これらの手触りは、まぁちょっと安っぽい感じ。メインアウトの一番大きなつまみは若干オーディオのボリュームつまみをほうふつとさせるものがあるので、そういう粘り気のある感触を期待してしまうのですが、何のことはない、ごく軽いつまみでした^^;

でも、この入力と1対1で位置が対応した録音レベルつまみは直感的でわかりやすいですよね。機器によっては右側にまとめてツマミが配置されているものがあるのですが、そういうのだと接続をいちいち確認する必要があるのでちょっとめんどうなのですよ。

■気になったこと

ひとつ気になるところを見つけました。
Windowsって再生された音は通常、一律で各オーディオデバイスで設定したサンプリング周波数に変換されて再生されるようになってるんですね。その設定画面に44.1kHzしかサンプリングレートが出てこないんですわ。
あれ?このデバイスって192kHz対応なのに、Windows標準では44.1kHzに変換されちゃうの?

DSC00743

これ、直す方法が一応あるんですが、ちょっとトリッキーです。
それは、DAWのデバイス選択のところで ASIOコントロールパネルを開く(追記 2015/08/05 もしくはWindowsコンパネからZOOM UAC-8 Control Panel を開く)と出てくるサンプリングレートの選択画面で192kHzを選ぶ。

DSC00744

こうすると先ほどの設定画面の選択肢はすべて192kHzになるのです^^;
これで一応ハイレゾ音源の再生もASIOを使わなくてもできますね。

しかし、問題がいくつか。
1. ASIOコントロールパネルはDAWを起動しないと開けない。(追記 2015/08/05 Windowsコンパネからも開けます。)
2. ASIOコントロールパネルでサンプリング周波数の変更は、UAC-8を使っていないときしかできない。つまり、いったんDAWを起動してASIOコントロールパネルを出して、DAWを閉じてからでないと設定が変えられない。もちろんWindowsでUAC-8を規定のデバイスに選んでいてもダメ。
3. DAWなどのASIOで他のサンプリング周波数で使った後でWindowsの設定を見ると、ASIOで使ったサンプリングレートに変更されてしまっている。つまり、DAWを使った後はWindowsの設定を自分で戻さなければならないと。

まぁこのあたりはソフトの改修で直りそうなので ZOOMさまのがんばりに期待したいです。

(追記 2015/06/16)
状況は変わっていないのですが、zoomのインストールフォルダにある zmuac8audiocp というアプリを直接起動すると、ASIOコントロールパネル同等のものが開くことが確認できました。これを使うとDAWを開かなくてもWindowsのサンプリングレートが変えられます。

コンパネ
(追記 2015/08/05)
さらに、状況は変わってないのですが、上記 zmuac8audiocp はWindowsのコントロールパネルから開けると ぶっちー さんから情報いただきました。わざわざインストールフォルダを探さなくてもコントロールパネルから開けばOKです!

■安定動作で大満足。
 
ということで、自分好みのとてもよい音だ!再生音に自分はとっても満足してます。
録音はまだ試してないのでわからないです。

オーディオインターフェースって買ってみなければ分からないところとしてソフトの質とか、とってもドライバー周りが雑なことがあるでしょ。UAC-8は全然そんなことはなくて、うまくまとまっている感じです。さすが、USBで音楽デバイスを長年扱ってきたZOOMですな。サンプリング周波数などを変えたときにどのオーディオインターフェースでも出てきてしまう切り替えノイズですが、これはとっても静か。角の丸い音がポツっと鳴るぐらいな感じです。

あとはさっきのアレを早く直してほしい(笑)。

中のミキサー回路を操作できるアプリもダウンロードできるけど、まだちゃんと使ってないのでコレにかんしてはまたの機会に。

先進的なZOOMがここまで音質にこだわりはじめたのはユーザーとしてとってもうれしい!ギターのエフェクターの音色も自分好みになってくれるといいな!

迷ってる人はひと思いにどうぞ。
ZOOM UAC-8
ZOOM UAC-8
(サウンドハウス)

このページのトップヘ